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発言のやり取り

警察委員会2026年7月14日(火) 開催

開会・はじめの手続き

委員長永川俊彦委員長
令和8年7月14日(火曜日)  午前11時01分 開会 定足数に達しましたので、ただいまから警察委員会を開会します。 本日、報道機関からテレビカメラ等の撮影の申出があり、許可していますのでご了承ください。 本日の議題はお手元の資料のとおりです。ご確認ください。 まず、陳情についてです。陳情第104号の2「福岡県の性暴力被害者支援に関する陳情」をお手元に配付しています。本委員会に回付されたのは、要旨4・5に関する事項のうち下線部分です。ご確認ください。本件について執行部の意見は求めませんが、この際、何か質疑等はありませんか。

―― 「なし」と呼ぶ者がある ――

1. 飲酒運転撲滅対策の推進状況について

委員長永川俊彦委員長
特にないようですので、本陳情の質疑を終わります。 次に、「飲酒運転撲滅対策の推進状況について」を議題とします。執行部の説明を求めます。井上交通部長、お願いします。
県の担当者井上交通部長
飲酒運転撲滅対策の推進状況についてご説明します。 まず現状です。飲酒運転撲滅の契機となった海の中道大橋の飲酒運転事故が起きた平成18年当時に比べ、近年の飲酒運転事故の件数・死者数は大きく減りましたが、いずれも下げ止まりで、撲滅には程遠い状況です。一方、検挙件数・通報件数はともに増加傾向で、特に昨年の検挙件数は、令和6年11月の法改正により自転車の検挙が1,400件を超えたことなどから大きく増えました。 対策としては、違反者の運転経路や県民からの情報の分析に基づき、時間帯・区域を選んで実効性のある取締りを徹底し、検挙後は条例に基づき違反者の情報を飲酒先や勤務先・通学先に通知しています。また、確度の高い情報を得るため、コンビニ駐車場から通報してもらいパトカーを臨場させる現場想定型訓練や、通報マニュアル動画を使った通報訓練を実施。「間違っていても構いません」という分かりやすい広報で、県民の義務である通報をしやすい環境づくりを進めています。さらに、飲酒運転時の視界が分かるVRを使った参加・体験型の交通安全教育や、海の中道大橋事故の被害者インタビューを収めた啓発動画「未来への道標」で、被害者の悲しみ・苦しみを理解してもらう心に響く講習を行っています。 そのほか、アビスパ福岡など県内22のスポーツ団体や映画配給会社と協働した啓発、8月25日からは飲料業組合と協働した「飲酒運転撲滅百日チャレンジ作戦」(参加店舗でハンドルキーパーへの声かけや啓発チラシ作成など)に取り組みます。本年は海の中道事故から20年、粕屋町事故から15年に当たります。引き続き取締りを強化し、関係機関と協働して対策に取り組みます。説明は以上です。
委員長永川俊彦委員長
説明は終わりました。これより質疑を行います。何か質疑はありませんか。守谷委員、どうぞ。
委員守谷正人委員
説明ありがとうございました。日夜、飲酒運転撲滅にご尽力いただいている県警本部の皆様に感謝します。 説明で、令和7年は自転車の飲酒運転の検挙が大きく増えたとありました。令和7年の全国の自転車飲酒運転の検挙は8,747件で、そのうち福岡県が約2割を占め全国最多と聞いています。福岡県は他県より自転車の飲酒運転が多いのか、それとも県警の取締りが行き届いた結果なのか、どう分析されているかお尋ねします。

井上交通部長。

県の担当者井上交通部長
本県で自転車の飲酒運転の検挙が多い理由についてお答えします。統計を持ち合わせているわけではありませんが、本県は都市部を中心に平たんな地形が多く自転車を利用しやすい環境で、飲食店で飲酒後に移動手段として自転車を使う人が多いこと、繁華街などで取締りを強化していることが相まって、他県と比べて多いのではないかと考えています。
委員守谷正人委員
ありがとうございます。県警が一生懸命取締りをしていただいている結果、検挙件数が増えていることも要因だと思います。先ほどの説明と重複する部分もありますが、改めてどのように取り組んでいるのかお答えください。
県の担当者井上交通部長
飲酒運転撲滅に向けた取締りについてお答えします。県警では、事故の発生状況や県民からの通報を分析し、取締りの時間帯・場所・方法を吟味して効果的に取り締まっています。運転者を検挙した際は、車両や酒類を提供した人、同乗した人への捜査も徹底しています。あわせて、飲食店等と連携した通報訓練や、飲酒運転の危険性・悪質性を理解してもらう交通安全教育の充実など、様々な取組で飲酒運転を許さない社会環境づくりを進めています。
委員守谷正人委員
県警は飲酒運転が横行するエリアを分析して取締りに当たっていると思います。これからの季節、暑い日に軽くお酒を飲んで自転車を運転する人も出てくるかもしれません。大変な時期ですが、車両だけでなく自転車の飲酒運転も徹底的に撲滅するよう、ぜひご尽力を続けていただきたい。要望して終わります。

ほかに何か質疑はありませんか。新開委員。

委員新開昌彦委員
ご説明ありがとうございます。飲酒運転事故の発生状況を見ると、令和3・4・5・6・7年と、大体90件ぐらいだと思います。これは、多量の飲酒者は常習者が多いと私は受け取るのですが、どうお考えですか。

井上交通部長。

県の担当者井上交通部長
ご指摘のとおり、下げ止まっている状況では、飲酒して運転する人が多いのは否めないと思います。検挙される人は高濃度のケースが一部報道でも言われており、アルコール中毒的なところもあるかもしれません。それについては、病気の対策をするよう条例に規定がありますので、しっかりした取締りを行っていきます。
委員新開昌彦委員
その後、多量飲酒の場合に処分を受けてプログラムに入るわけですが、そのプログラムは義務ではないですよね。確認です。
県の担当者井上交通部長
ご指摘の点は条例の範疇と思います。受診の義務等になっており、平成24年の条例では努力義務の規定から始まり、今は勧告に従わなかった人のうち特にアルコール依存性が強い人には、知事の受診命令を出す形になっています。準違反者が5年以内に違反者となった場合も受診命令をかけるよう努めています。完全な義務づけは平成27年の改正で行っており、初回勧奨から受診または知事が指定する指導を受けることを義務づけています。必ず受診しなければいけないかという点では強制力はありませんが、受診は義務づけという形になっています。
委員新開昌彦委員
徐々にそうなってきているとは思いますが、高濃度の飲酒者が福岡県内にこの程度いるということだと思います。そういうプログラムをもっと軽く受けられるように、自分はそうかもしれないという方でも受けられるようにする対策ができないものかと思いますが、どうお考えですか。
県の担当者井上交通部長
条例に基づくものもですし、警察相談でも受けています。様々な形で、お困りの方から相談があれば適切に対応します。頻繁に事故を起こした場合の手続も道路交通法に規定があり、運転をさせないよう臨時適性検査を受けさせることなどもできます。あらゆる機会を通じて、容易に相談を受けられる体制を取り、飲酒運転の撲滅に努めます。
委員新開昌彦委員
では、相談すれば、そういったプログラムは受けられるのですか。
県の担当者井上交通部長
どのような飲酒のプログラムを受けたいかによっても違いますが、もちろん医師を紹介することもできますし、県警でできなければ他機関との連携があるので、県に相談したりして調べてでも受けさせたいと思っています。警察独自の準備機関は特にないため、民間を頼っていく形になりますが、誠意をもって頑張ります。
委員新開昌彦委員
制度があるということを確認させてもらいます。ご家族も心配な方がたくさんおられると思います。自分の家族が飲み過ぎて運転する可能性が高い人はかなりいると思うので、県警を窓口にして病院につなぐような取組ができればいいと思いますし、そういったことを要望したいと思います。要望で終わります。

ほかに何か質疑はありませんか。岩元委員。

委員岩元一儀委員
意見・要望です。グラフで、通報件数3,064件に対して検挙235件となっています。通報された方が誤っているのか、事情で逃げてしまっているのか、いろいろ考えられますが、通報者との連携が重要で、「もう通報しない」と思わせないことが大事です。現場でしっかりやっていただきたい。 もう一つ、外国人の自転車運転が福岡市・北九州市でも大変多く、通っている職場単位で、飲酒運転だけでなくルールへの理解を進めることが重要です。習慣が違う部分もあるので時間をかけつつ、職場の上司からの指摘が効くと思います。交通安全協会も含め、職場での交通ルールの徹底を進めていただきたい。以上、要望です。
委員長永川俊彦委員長
要望2件でした。ほかに何か質疑はありませんか。樋口委員、どうぞ。
委員樋口明委員
要望させていただきます。飲酒運転撲滅条例をつくったときの対象は主に自動車で、自転車も含まれていたかもしれませんが主に自動車が対象だったと思います。今回、自転車についての法改正がありましたので、福岡県の条例との整合性がどうなっているかを点検する必要があると思います。議員提案でつくった条例ですので、これは委員長に要望します。自転車の部分で条例改正が必要なところも出てくるかもしれませんので、それも視野に入れて点検していただければと思います。要望です。
委員長永川俊彦委員長
要望です。そのほか何か質疑はありませんか。

―― 「なし」と呼ぶ者がある ――

委員長永川俊彦委員長
ほかにないようですので、この件の質疑を終わります。 次に、議題にはありませんが、その他として何かありませんか。

―― 「なし」と呼ぶ者がある ――

委員長永川俊彦委員長
特にないようですので、次に進みます。 「今後の委員会活動について」お諮りします。今後の委員会活動については、正副委員長にご一任いただきたいと思いますが、いかがでしょうか。

―― 「異議なし」と呼ぶ者がある ――

委員長永川俊彦委員長
ご異議がありませんので、そのようにさせていただきます。 最後に、会議録に署名する委員として、樋口明委員と椛島徳博委員を指名します。よろしくお願いします。 以上で本日の議事はすべて終了しました。これをもって警察委員会を閉会します。ありがとうございました。  午前11時23分 閉会

出典: 福岡県議会 会議録検索システム