農林水産委員会の一覧へ戻る
常任委員会

農林水産委員会

2026年5月14日(木) 開催

農林水産委員会で、県産のラーメン用小麦「ラー麦」の新品種「ちくし春香」の推進について報告があり、質疑が行われました。県は、倒伏や病気に弱かった従来品種「ちくしW2号」を、倒れにくく病気に強い「ちくし春香」へ令和9年産から全面的に切り替える方針を説明。あわせて、商標「ラー麦」を使える地域をこれまでの九州内から全国へ広げ、「福岡」「博多」など福岡ゆかりの名前がつく商品なら全国のラーメン店でも使えるようにすることを示しました。委員からは、輸出(英国での実績)を含めた付加価値戦略や販売促進の強化を求める意見が出ました。その後の「その他」では、中東情勢を背景とした農業資材(フィルムやトレーなど石油由来の資材が前年比約4割高)の価格高騰と供給不安について複数の委員が取り上げ、県に相談窓口の設置や国への要望、生産者に寄り添った対応を強く求めました。米価や八女茶(抹茶ブームによる碾茶への転換)の課題も議論されました。

この日に話し合われた議題

  1. 1

    小麦新品種「ちくし春香」の推進について

    県産のラーメン用小麦「ラー麦」の新品種「ちくし春香」について、県が報告しました。福岡県の小麦作付面積は約15,500ヘクタールで北海道に次ぐ全国2位。これまでラー麦として「ちくしW2号」を推進してきましたが、倒れやすく病気(コムギ黄斑病)に弱い弱点があったため、倒れにくく病気に強い新品種「ちくし春香」を開発し、令和9年産から全面的に切り替えます。品質やたんぱく質が安定し中華麺に向くのが特長です。また、これまで九州内の店に限っていた商標「ラー麦」の使用を、福岡県産を100%使い「福岡」「博多」など福岡ゆかりの名前をつけた商品であれば全国の店でも使えるように広げ、需要拡大を図ります(栽培は引き続き福岡県内限定)。委員からは、英国への輸出実績を踏まえた海外展開や付加価値戦略、販売促進・輸出促進・関係部局の連携強化を求める意見が出ました。

  2. 2

    その他(農業資材の価格高騰・供給不安対策、米価・八女茶の課題など)

    議題外の「その他」として、中東情勢を背景とした農業資材の価格高騰と供給不安が議論されました。フィルム・トレー・パックなど石油由来の資材が4月下旬時点で前年比約4割上昇し、発注どおりに入荷しない事例(八女のキウイ用資材など)が報告されました。国は「全体としては足りている」としますが現場の実感とずれがあり、委員は県に相談窓口の設置、国への要望、生産者に寄り添った対応を強く求めました。県は、商工部の中小企業向け特別相談窓口を踏まえ農業分野でも早急に対応窓口を検討し、国へ要望していくと答えました。あわせて、米価高騰と飼料用米・酒米への影響、抹茶ブームで八女茶が碾茶に転換していることによる煎茶・玉露の産地維持の課題も取り上げられました。

発言のやり取りを読む(93発言)

チャット形式で会議のやり取りを読めます。わかりやすい表現と原文を切り替えられます。