ワンヘルス・地方分権等調査特別委員会
2026年6月30日(火) 開催
ワンヘルス(人と動物と環境の健康を一つのものとして守る考え方)に関する8件の報告がありました。令和7年度の行動計画の実施状況と令和8年度の予算、第2次行動計画づくり、県民の提案をまとめた「ワンヘルス未来会議」、ワンヘルスセンターの体験学習ゾーンの展示、国の動き(首相の施政方針演説や厚生労働省の推進室の設置)、次の生物多様性戦略、世界都市フォーラムでの発信、九州全体での観光振興が説明されました。委員からは、ワンヘルスの認知率の伸び、私立高校での教育、院内感染の調査への病院の参加率、県民が実践できる取り組みのわかりやすさ、県のプロモーション動画などについて質問や要望が出ました。
この日に話し合われた議題
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令和七年度ワンヘルス推進行動計画実施状況報告及び令和八年度ワンヘルス関連予算の概要について
ワンヘルス推進行動計画の令和7年度の実施状況と、令和8年度の関連予算が報告されました。犬や猫の感染症の調査、地域猫の不妊去勢手術732頭、すべての県立高校でのワンヘルス教育などが行われ、ワンヘルスの認知率は目標70%に対して78.9%でした。一方、病院の院内感染の調査への参加率は40.2%で全国平均44.3%を下回っています。委員からの質問に対し、県は、私立高校では60校中38校がワンヘルス教育に取り組んでいること、譲渡できる犬や猫の殺処分ゼロを続けていることなどを答え、委員からは院内感染の調査への参加を70〜80%を目指して呼びかけるよう要望が出ました。
宮嵜ワンヘルス総合推進課長野原隆士委員長岩元一儀委員大谷私学振興課長友枝生活衛生課長新開嵩将委員秋田章二委員白垣医療指導課長 - 2
第二次福岡県ワンヘルス推進行動計画の策定について
今の行動計画が今年度で終わるため、令和9年度から13年度までの第2次福岡県ワンヘルス推進行動計画を作ることが報告されました。今後5年間の施策を整理し、県民に期待する行動を具体的に示します。学識経験者・県民・事業者でつくる15名以内の策定委員会を設け、パブリックコメントを経て2月議会に議案として出す予定です。質疑はありませんでした。
野原隆士委員長宮嵜ワンヘルス総合推進課長 - 3
ワンヘルス未来会議について
公募で選ばれた学生や社会人20人が、県民が身近にできるワンヘルスの取り組みを話し合った「ワンヘルス未来会議」の結果が報告されました。5月29日に、動物に触れる前後の手洗い、ワンヘルス認証商品を食べる、てまえどり、地元の食材を食べる、ペットボトルキャップの回収、ごみの分別などが知事に提案されました。県は11月にイベントを開き、市町村や事業者の取り組みを補助で支援します。委員からは、「ワンヘルス認証商品を食べよう」と「地元の食材を食べよう」の違いが分かりにくいとの指摘があり、県は立場ごとに取り組みやすい形で広めていくと答えました。
野原隆士委員長宮嵜ワンヘルス総合推進課長新開嵩将委員 - 4
ワンヘルス体験学習ゾーン(仮称)の屋内ゾーンに係る展示基本設計について
令和9年度中に使い始める予定のワンヘルスセンターの中に作る「ワンヘルス体験学習ゾーン(仮称)」の屋内展示の基本設計が報告されました。子どもが全身を使って学べる体験型の展示室を4つ設け、身近なワンヘルス、専門家の仕事、屋外ゾーンの魅力、生物多様性を紹介します。委員からは、高校生の取り組みの展示や駐車場の台数について質問があり、県は希望に応じて展示スペースを貸し出すことを検討し、駐車場は足りなくならないよう確保すると答えました。
野原隆士委員長宮嵜ワンヘルス総合推進課長岩元一儀委員新開嵩将委員 - 5
最近のワンヘルスに関する国の動向について
ワンヘルスをめぐる国と世界の動きが報告されました。2月に高市首相が施政方針演説で「ワンヘルスの取組も推進します」と述べ、4月には厚生労働省に「ワンヘルス対策推進室」(14名体制)が設けられました。また、国際獣疫事務局(WOAH)の公式ホームページで、福岡県の取り組みがほかの地域でも広げられる実践モデルとして紹介されました。委員からは、国の「骨太の方針」に盛り込まれることの意味について質問があり、総務部長は、政府が取り組む政策と位置づけられ、予算などを求める大きな根拠になると答えました。
野原隆士委員長宮嵜ワンヘルス総合推進課長藏内勇夫委員東総務部長 - 6
次期福岡県生物多様性戦略の策定について
今の生物多様性戦略が今年度で終わるため、令和9年度から5年間の次の福岡県生物多様性戦略を作ることが報告されました。国の戦略やワンヘルスの考え方を踏まえ、専門委員会で検討し、パブリックコメントを経て策定します。質疑はありませんでした。
野原隆士委員長野崎自然環境課長 - 7
第十三回世界都市フォーラムについて
5月にアゼルバイジャンで開かれた、都市に関する世界最大の国際会議「第13回世界都市フォーラム」での県の活動が報告されました。ワンヘルスによる災害に強いまちづくりのセッションで、藏内議長が講演し、県土整備部長が平成29年九州北部豪雨からの川の復旧を、災害への強さと生物多様性を両立させた事例として紹介しました。質疑はありませんでした。
野原隆士委員長今井県土整備企画課長馬渡県土整備部長 - 8
広域観光振興の取組について
九州各県と民間でつくる九州観光機構の令和7年度・8年度の事業と、九州観光戦略の第2次アクションプラン(2027〜2029年度)が報告されました。令和8年度は、アジアや欧米豪からの誘客、動画やSNSでの発信、富裕層向け商品の開発、留学生と連携した新しい事業に取り組みます。委員からは、福岡県全体のプロモーション動画を作ってほしいという要望や、中国からの客が減る中での各国の状況について質問があり、県は韓国・台湾・東南アジアからの客が増えて全体では前年を上回っていると答えました。
野原隆士委員長山崎観光政策課長秋田章二委員岩元一儀委員
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