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発言のやり取り

ワンヘルス・地方分権等調査特別委員会2026年1月23日(金) 開催

1. 第六回福岡県ワンヘルス国際フォーラムについて

委員長野原隆士委員長
定足数に達しましたので、ワンヘルス・地方分権等調査特別委員会を始めます。本日は議題の関係で、丹所防災企画課長と吉武特別支援教育課長にも出席してもらっています。 まず、議題「第6回福岡県ワンヘルス国際フォーラムについて」を取り上げます。担当の課長から説明してもらいます。
県の担当者宮嵜ワンヘルス総合推進課長
第6回福岡県ワンヘルス国際フォーラムについて説明します。 これは、人と動物の共通感染症や薬剤耐性菌などの課題について、世界トップクラスの研究者がワンヘルスの視点から解決を目指す取り組みや連携のあり方を発表し、ワンヘルスの考え方が未来社会に与える可能性を社会に発信するものです。今回のテーマは「都市と命の共存を考える〜気候変動時代のワンヘルス・アプローチ〜」です。 2月20日はエクスカーション(施設視察)とウェルカムレセプション、21日はアクロス福岡でフォーラムを開催します。今年度からオンライン視聴も募集します。世界医師会会長のジャクリーン・キトゥル博士の特別講演、大学研究者や高校生による活動発表、イリノイ大学の准教授や九州大学の主幹教授らによる基調講演と総合討論を予定しています。開会式では服部知事が挨拶します。ロビーではポスター展示や、九州北部豪雨からの生態系配慮型の復旧工事に関するパネル展示も行います。
委員長野原隆士委員長
説明は終わりました。質問はありませんか。

―― 「なし」と呼ぶ者がある ――

2. 犬猫の重症熱性血小板減少症候群(SFTS)対応の手引きについて

委員長野原隆士委員長
特にないようですので、この議題は終わります。 次に、議題「犬猫の重症熱性血小板減少症候群(SFTS)対応の手引きについて」を取り上げます。担当の課長から説明してもらいます。
県の担当者友枝生活衛生課長
犬猫のSFTS(重症熱性血小板減少症候群)対応の手引きについて説明します。SFTSはマダニが媒介する感染症です。 前回の委員会で手引きを作る旨を報告しましたが、県医師会・県獣医師会・国立感染症研究所などの意見を伺いながら作成し、10月16日に公表しました。 内容は、飼い主の対策として、犬猫にマダニ駆虫薬を定期的に投与すること、散歩から帰ったらブラッシングでマダニがついていないか確認すること、犬猫に食欲低下や発熱などの症状が見られたら速やかに動物病院を受診することなどです。地域猫ボランティアなど日常的に犬猫に接する人には、触れた後の手洗いや、弱っている犬猫の体液・排泄物に触れないことなどを求めています。動物病院での診断・治療の流れや、犬猫がSFTSと診断された場合の飼い主の注意事項もまとめました。手引きと飼い主向けチラシを、県獣医師会を通じて診療獣医師に配り、県ホームページでも公開しています。
委員長野原隆士委員長
説明は終わりました。質問はありませんか。岩元委員、どうぞ。
委員岩元一儀委員
いい取り組みだと思います。テレビでも報道がありますが、この感染症の県内や全国での状況が分かれば教えてください。

友枝生活衛生課長。

県の担当者友枝生活衛生課長
県内の人の感染者数は、令和3年5名、令和4年2名、令和5年4名、令和6年3名で、県内満遍なく発生しています。 動物については、県の保健環境研究所で検査しており、平成29年から令和2年の間に犬猫256件を検査し、犬5件・猫2件から過去に感染したことを示す抗体が検出されました。それ以外に、県内で犬や猫からの発生は報告されていません。
委員岩元一儀委員
この手引きの評価について、何かありますか。
県の担当者友枝生活衛生課長
これまでは、人がマダニにかまれないようにする対策が中心でしたが、全国でSFTSを発症した犬や猫から飼い主や獣医師が感染する事例が報道されたことを受け、日頃から動物に接する方への対策として改めて作成しました。広く公表しており、感染予防に役立てていただければと考えています。
委員岩元一儀委員
ホームページも利用しやすく、情報提供しやすいよう、さらに頑張ってください。
委員長野原隆士委員長
ほかに質問はありませんか。

―― 「なし」と呼ぶ者がある ――

3. アライグマ防除実施計画の取組状況について

委員長野原隆士委員長
この議題は終わります。 次に、議題「アライグマ防除実施計画の取組状況について」を取り上げます。担当の課長から説明してもらいます。
県の担当者野崎自然環境課長
アライグマ防除実施計画の取り組み状況について説明します。 令和6年3月に防除実施計画を策定し、有害鳥獣捕獲や狩猟に加え、外来生物法に基づく防除にも取り組んでいます。現在42市町村が参加し、市町村が共同で使える処分場を県内2か所(福岡地域・筑後地域)に設置しています。防除講習会を24回開催し受講者は871名、防除従事者の登録は令和7年10月末で413名です。アライグマ専用の捕獲器の無償貸出も行っています。令和6年秋から実際の防除が始まり、令和7年11月末までに813頭を防除しました。引き続き、市町村や地域住民と連携して防除に取り組みます。
委員長野原隆士委員長
説明は終わりました。質問はありませんか。秋田委員、どうぞ。
委員秋田章二委員
このアライグマはこちらは環境部ですが、農林水産部もいると思います。アライグマによる農産物の被害は今どれくらい出ているのか、分かれば教えてください。

農林水産部は答えられますか。石井経営技術支援課長。

県の担当者石井経営技術支援課長
アライグマによる農林水産物の被害は、令和6年度で約3,400万円出ています。主な被害作物は野菜と果樹です。
委員秋田章二委員
2年ほど前、北海道ではアライグマで7億円台の農産物被害が出ていると視察で聞きました。環境部だけでなく農林水産部ともしっかり連携し、被害が拡大しないよう気をつけてやっていただきたい、という要望です。 もう1点、筑後地区の処分場はどこにあるのですか。

野崎自然環境課長。

県の担当者野崎自然環境課長
処分場の場所については、アライグマを処分する場所ということで、そこにあることをあまり知らせたくない、設置してほしくないという声もあり、一般には周知していません。後ほど個別にご報告させていただければと思います。
委員長野原隆士委員長
ワンヘルス特別委員会の委員が言っているので、おっしゃっていただいてもいいのではとも思いますが、個別に説明をお願いします。 秋田委員からあった件、農林水産部と連携を図ってやっていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。ほかに質問はありませんか。

―― 「なし」と呼ぶ者がある ――

4. 大学におけるワンヘルス教育推進事業について

委員長野原隆士委員長
この議題は終わります。 次に、議題「大学におけるワンヘルス教育推進事業について」を取り上げます。担当の課長から説明してもらいます。
県の担当者柴田青少年政策課長
大学でのワンヘルス教育推進事業について説明します。 この事業は、大学がワンヘルス教育や研究を進めやすい環境を整えることが目的です。学識経験者などの会議の助言をもとに授業プログラムを作り、県内大学への導入を進めています。ワンヘルスの理念や人獣共通感染症などの授業動画を、昨年度は14テーマ、今年度は環境・畜産・昆虫・食品など17テーマ作る予定で、専用ホームページに掲載しています。現在、県立3大学と九州大学の4大学が授業に使っており、来年度からさらに1大学が導入を決めています。 また、私学振興・青少年育成局では、幼稚園・保育所向けのワンヘルス啓発絵本を今年度末までに作成し、県内すべての幼稚園・保育所などに配布する予定です。あわせて先生向けの副読本の配布や研修会も予定しています。
委員長野原隆士委員長
説明は終わりました。質問はありませんか。

―― 「なし」と呼ぶ者がある ――

5. 福岡県備蓄基本計画の改定案について

委員長野原隆士委員長
特にないようですので、この議題は終わります。 次に、議題「福岡県備蓄基本計画の改定案について」を取り上げます。担当の課長から説明してもらいます。
県の担当者丹所防災企画課長
福岡県備蓄基本計画の改定案について説明します。 この計画は、県内で見込まれる最大規模の災害にも対応できる備蓄体制を作るためのものです。県が令和7年10月に公表した地震のアセスメント調査で、最大想定避難者数が明らかになったことを踏まえ、見直すものです。 主な改定は、①大規模災害では公助が全員に行き渡るまで時間がかかるため、県民一人一人の平時からの備え(自助・共助)の重要性を明記、②在宅避難者や車中泊避難者も備蓄目標に考慮、③能登半島地震の教訓を踏まえ、トイレカーや簡易ベッド、シャワー設備などの備蓄に努める、④最大想定避難者数を約4万7,000人から34万3,000人に修正、⑤県の食料などの備蓄目標量を1日分の3分の1から1日分へ引き上げ、生命維持に必要な基本8品目と哺乳瓶を優先して備蓄、です。2月をめどに改定します。 また、ペットの同行避難について、県は市町村や獣医師会と協力して避難所での適切な飼育指導を行うこととしており、受け入れ体制を市町村の防災計画に明記するよう働きかけています。
委員長野原隆士委員長
説明は終わりました。質問はありませんか。岩元委員、どうぞ。
委員岩元一儀委員
2月に改定されるとのことですが、これは新年度の予算に反映していく、という捉え方でいいでしょうか。

丹所防災企画課長。

県の担当者丹所防災企画課長
今、予算の検討に向けて、どのような備蓄品をどのくらい備蓄していくかを含めて検討を進めているところです。
委員岩元一儀委員
来年度に向けてという考え方だと思いますが、車中泊の避難者への対応は、動物愛護など中に入っていけないところも含めて難しい面があると思います。具体的にどう配慮を考えているのですか。
県の担当者丹所防災企画課長
車中泊避難は、今回の備蓄基本計画にも位置づけます。市町村が車中泊避難者に適切な支援を行えるよう、あらかじめ方策を検討することとし、県が指針を示して市町村に検討していただきます。各市町村で検討が進んでおり、車中泊避難者や在宅避難者など、避難所に来る人以外に対する窓口を設置するなどの対応をしていくことになっています。
委員岩元一儀委員
充実した支援が行われるよう要望しておきます。

ほかに何か質問はございますか。藏内委員。

委員藏内勇夫委員
災害時のペットとの同行避難はかなり定着してきました。この状況を踏まえ、国(内閣府)から、災害対策基本法に基づく指定機関に日本獣医師会が指定されましたので、報告しておきます。
委員長野原隆士委員長
この件について執行部から何かありますか。藏内委員、よろしいですか。
委員藏内勇夫委員
まだ(県には情報が)来ていないでしょう。
県の担当者丹所防災企画課長
はい、まだです。
委員藏内勇夫委員
認識をしておいてください。
委員長野原隆士委員長
ホットなニュースですので、ぜひ認識して、連携を図っていただきたいと思います。 ほかに質問はありませんか。秋田委員、どうぞ。
委員秋田章二委員
備蓄の品目を見ましたが、東日本大震災のとき、最初に医療機関が困ったのは実はガソリンです。患者を運ぼうにも救急車のガソリンがなく、周りのスタンドも全部ダウンしていた。それと暖房の燃料もない。あれが一番医療機関は困ったようなので、そのあたりも頭に入れて対応をお願いします。

丹所防災企画課長。

県の担当者丹所防災企画課長
災害時に燃料を確保するのは非常に大事な視点です。事業者との災害時の連携協定で燃料を確保する取り組みを進めていますが、今後も実際に起こったところを想定しながら検討を進めてまいります。
委員秋田章二委員
よろしくお願いします。

ほかに何かございませんか。新開委員。

委員新開昌彦委員
最大の想定避難者数が34万3,000人と、約4万6,000人からすごい想定になっていますが、その中に在宅避難者や車中泊避難者はどの程度の割合ですか。

丹所防災企画課長。

県の担当者丹所防災企画課長
最大避難者数のうち、おおむね半数が車中泊・在宅避難と考えています。時間が進むと、最初は避難所に行った方も一旦自宅に戻る方が増えます。それを考えて平均的に見て5割ぐらいと考えています。
委員新開昌彦委員
在宅と車中泊は分けられるのではないですか。一緒にカウントしているのですか。
県の担当者丹所防災企画課長
基本的には、避難所に行かれる方と、それ以外の方、という考え方になります。
委員新開昌彦委員
そういう意味では、先ほど秋田委員が言われた燃料の確保は自助ですね。トイレカーは無理でも、自分で用意できるトイレをリストに挙げて、どのくらい必要かを手引きなどで示していただければ助かるのですが、どうでしょうか。
県の担当者丹所防災企画課長
自助の観点は大規模災害の備えとして大事です。今回の計画にもしっかり書き込みます。これまでも、家庭で最低3日分、できれば1週間分を備蓄してくださいと周知してきましたので、今後もその部分を特に強く周知啓発していきます。
委員長野原隆士委員長
秋田委員から言われたガソリン不足や医療機関の燃料不足はとても重要なことだと思いますので、その点は再構築していただきたいと思います。 ほかに質問はありませんか。岩元委員、どうぞ。
委員岩元一儀委員
帰宅困難者がいる場合、東京の丸の内あたりではオフィス街を利用して備蓄を備え対応すると報道されていました。帰宅困難者を想定した部分の考え方があれば教えてください。

丹所防災企画課長。

県の担当者丹所防災企画課長
ご指摘のとおり、帰宅困難者もこれまでの地震で様々な問題が出ています。備蓄基本計画では、事業所に対し、社員やお客さんのために一定の備蓄をするよう努めることを定め、周知しています。また、コンビニなどで水などを支援してもらうステーションをつくり、それをアプリ「まもるくん」でどこが支援拠点か表示して活用いただくことを想定しています。
委員岩元一儀委員
さらなる充実をお願いします。

それでは、ほかに何か質問はございませんか。加地委員。

委員加地邦雄委員
意見です。テレビを見ると、雪国でトラックが1日渋滞・立ち往生したという報道があり、ガソリンの質問も出ました。うちの家内などもガソリンがゼロになるまでなかなか入れないんです。だから、半分になったら満タンにするといった習慣を県が指導するのも、備蓄という意味で大切ではないかと思い、意見として発言しました。

丹所防災企画課長。

県の担当者丹所防災企画課長
ご指摘の点はまさにそのとおりだと思います。家庭での備蓄のやり方の一つとして、ガソリンを半分ぐらいでどんどん入れていきましょう、という考えもありますので、そういったところも含めて広報・周知啓発していきたいと考えています。
委員長野原隆士委員長
ほかに質問はありませんか。

―― 「なし」と呼ぶ者がある ――

6. 広域リージョン連携の取組について

委員長野原隆士委員長
特にないようですので、この議題は終わります。 次に、議題「広域リージョン連携の取組について」を取り上げます。担当の室長から説明してもらいます。
県の担当者和田分権改革推進室長
広域リージョン連携の取り組みについて説明します。 これは、県域を超えた連携を深め、地域の成長につながる施策を効果的に展開するため、国が設けた制度です。構成団体が共同で連携宣言を行い、具体的なプロジェクトを盛り込んだ連携ビジョンを策定すると、財政支援や規制緩和など国の支援を受けられます。 令和7年1月に当時の石破総理が推進を表明し、9月に国が推進要綱を制定。九州では、各県知事と経済界の代表による九州地域戦略会議で、半導体産業の振興、ベンチャー支援、本県提案による九州・山口一体の広域的な感染症対策などを盛り込んだ連携宣言を10月20日に公表しました。 本県・九州はこれまでも、九州の自立を考える会の提言を受けて広域観光の振興や国際スポーツ大会の誘致、九州農産物通商の設立などを実現し、アジア振興・人獣共通感染症センター(仮称)の誘致にも取り組んでいます。今後、国の支援メニューが示され次第、具体的な取り組みを記載した連携ビジョンを策定し、感染症対策や半導体産業の振興などを推進していきます。
委員長野原隆士委員長
説明は終わりました。質問はありませんか。藏内委員、どうぞ。
委員藏内勇夫委員
この宣言は10月20日の日付ですが、いつまでこの宣言のままでいくのですか。

和田分権改革推進室長。

県の担当者和田分権改革推進室長
宣言は10月20日に公表しましたが、内容はこの後、状況に応じて変更していく考えです。今の時点では、この宣言に基づいてビジョンを策定していく方向で九州各県の合意を得ています。
委員藏内勇夫委員
説明では自立を考える会のこれまでの成果を挙げていただきましたが、資料の「広域リージョンで取り組むことを想定する分野」(一)〜(三)に、感染症対策や防災・減災がありません。ここの整合性はどうなっていますか。
県の担当者和田分権改革推進室長
広域リージョン連携の宣言内容は総務省とも協議を重ねてきました。想定される基本的な分野として(一)〜(三)が挙げられていると聞いていますので、我々はそれを支えるところで、その上に防災・減災対策の高度化や感染症対策の取り組みを入れさせていただいています。
委員藏内勇夫委員
国との協議の中で、よくここまで努力して文章を入れてもらったと思います。総務省という話が出たので、総務部長に。地方制度調査会がスタートしましたので、その中でもこれをメインとして取り上げていくわけですね。総務省としても、九州が一つとなって感染症対策をやっていくことをぜひ進めてもらいたいと要望しておきます。

東総務部長。

県の担当者東総務部長
今は総務部長という立場ですが、もともと勤務していた役所(総務省)で、今、地方制度調査会が立ち上がり、広域リージョンを含めた国・県・市町村の役割分担を新しい時代に適合した形で考え直すべきではという議論が出ていると承知しています。九州でこれまで取り組んできた広域行政や、行政と経済界が一緒に取り組んできたことは全国にも参考になる部分だと思いますので、国にこうした議論をしっかり貢献できるようにやっていくことが重要だと考えています。私は総務部長の立場でできることをしっかりやってまいります。
委員藏内勇夫委員
よろしくお願いします。
委員長野原隆士委員長
ほかに質問はありませんか。

―― 「なし」と呼ぶ者がある ――

委員長野原隆士委員長
この議題は終わります。 次に、報告事項「最近のワンヘルスに関する大臣などの主な発言及び令和8年度政府予算案について」を取り上げます。担当の課長から説明してもらいます。
県の担当者宮嵜ワンヘルス総合推進課長
最近のワンヘルスに関する大臣などの発言と、令和8年度の政府予算案について報告します。 昨年11月5日の参議院本会議で、高市総理が「人獣共通の感染症についてはワンヘルスの考え方に基づき総合的に対応することが重要。福岡でのワンヘルスセンターの取り組みも参考に、地方の取り組み支援も含め対応していく」と答弁しました。また、国と地方の協議の場で、藏内議長(全国都道府県議会議長会会長)がワンヘルスの理念の全国への普及を要請し、厚生労働大臣や、全国知事会会長、財務大臣、農林水産大臣からも前向きな回答がありました。 令和8年度の政府予算案では、厚生労働省の「ワンヘルス・アプローチに基づく人獣共通感染症対策の推進」に2,600万円、農林水産省の「家畜衛生等総合対策」に96億3,900万円が計上されています。

何かこのことについて質問はございませんか。秋田委員。

委員秋田章二委員
質問ではなく感想・意見です。藏内委員が全国議長会の会長になっていただき、政府に直接物を言う立場で、この半年ぐらいで急速に日本国内にワンヘルスが広がったと思います。本当にありがたいことです。先ほどの広域リージョンにも関連しますが、日本で広がり、次は感染症のホットスポットであるアジアや、九州と同じような広域リージョンをハワイなど将来にわたってやっていただければと思います。藏内委員の功績はすごいことで、感謝申し上げます。

藏内委員。

委員藏内勇夫委員
過分な評価をありがとうございます。これも福岡県議会で私を議長に就任させていただいたおかげです。12月だけでも官邸で3度、総理をはじめ閣僚の皆様と折衝しました。緊張感のある折衝ですが、今年ももう1回やりましたし、引き続き頑張って福岡県の発展に資するようにいきたいと思いますので、県議会の皆さん、よろしくお願いします。
委員長野原隆士委員長
秋田委員もハワイで非常に活躍されたと聞いています。全国知事会の会長がこういう発言をしたのは非常に大きく、ワンヘルス・アプローチという言葉のついた政府予算案が入ったのも大きなことですので、各部も、今後の国への働きかけはワンヘルスを念頭に活動していただければと思います。 ほかに質問はありませんか。

―― 「なし」と呼ぶ者がある ――

委員長野原隆士委員長
これと関連して、先日行われた全国都道府県議会議長会の動きについて、事務局から説明できますか。安武副理事、どうぞ。
県の担当者安武副理事
議会事務局副理事の安武です。全国都道府県議会議長会のワンヘルスに関する活動について報告します。 全国議長会には省庁ごとに委員会があり、提言活動を行っていますが、昨年7月の総会で決定された社会文教委員会と農林水産委員会の提言に、本県議会の意見書をベースとしたワンヘルスに関する提言が盛り込まれ、省庁への要請活動が行われました。一昨日21日の総会では、提言より一段上の「決議」に、ワンヘルスの推進に関する決議が盛り込まれることになりました。8月の女性議員研究交流大会で藏内議長が講演される予定もあります。また、各都道府県でワンヘルスを推進するための参考資料が全国議長会で作成される予定で、福岡県議会・福岡県の取り組みが盛り込まれ、県議会事務局も編集に協力する予定です。
委員長野原隆士委員長
ありがとうございました。全国議長会の中でも大きく進歩しています。この件について、委員から質問はありますか。板橋委員、どうぞ。
委員板橋聡委員
私は昨日・一昨日、議会運営委員会で全国議長会を訪問し、総会を拝見する貴重な機会をいただきました。その中で香原前議長が福岡県の取り組みとして条例検討会議やワンヘルス条例について説明されました。ああいう機会に47都道府県の議長に聞いていただくことで、スピード感がものすごく増しているのではないかと思います。委員の皆さんもあの雰囲気を見て、全国に発言が浸透していくことに感動していました。藏内議長が全国議長会の会長であるこの好機を逃さず、議会事務局はもちろん執行部の皆さんも、どうやってもっとスピードアップして福岡県の取り組みを進めていくか、ぜひ努力していただきたいと思います。以上、私の意見です。
委員長野原隆士委員長
板橋委員の言われることは本当に重い意味があると思います。ぜひ執行部の皆さん、よく理解して行動していただきたいと思います。 ほかに質問はありませんか。加地委員、どうぞ。
委員加地邦雄委員
少しお礼を申し上げます。昨年11月にアジア地方議員フォーラムを開催し、各会派の皆さんのご尽力で成功裏に終わりました。その折、藏内議長に多用の中1時間の講演をいただきました。6か国が参加し、うち4か国は既にワンヘルスの各国での取り組みや今後の活動を報告いただき、有意義な会議になりました。改めて藏内議長にお礼申し上げます。今後、10か国以上参加するフォーラムですので、ワンヘルスを各国に広める努力をさせていただきます。県の農林水産部や商工部をはじめ各部のご支援にも感謝申し上げます。ありがとうございました。
委員長野原隆士委員長
ほかに質問がないようですので、この件の質疑を終わります。 次に、報告事項「学校におけるドッグセラピー導入のためのガイドブックについて」を取り上げます。担当の課長から説明してもらいます。
県の担当者吉武特別支援教育課長
学校におけるドッグセラピー導入のためのガイドブックについて報告します。 今年度から、特別支援学校でのワンヘルス教育を強化する事業を実施しており、その一つとして、県獣医師会に委託してドッグセラピー(犬とのふれあいによる療法)を行っています。学校で円滑にドッグセラピーを実施できるよう、県獣医師会の協力でガイドブックを作成しました。ドッグセラピーは今年度から令和9年度までの3年間で計6校の特別支援学校で実施予定で、今年度は田主丸特別支援学校(11月28日)と福岡高等学園(12月15日)で実施しました。このガイドブックを今後の実施に活用するとともに、他の特別支援学校にも配布して、ワンヘルス教育の推進に活用していきます。
委員長野原隆士委員長
説明は終わりました。質問はありませんか。

―― 「なし」と呼ぶ者がある ――

委員長野原隆士委員長
特にないようですので、この件の質疑を終わります。 議題のほかに、何かありませんか。

―― 「なし」と呼ぶ者がある ――

委員長野原隆士委員長
特にないようですので、次に進みます。 今後の委員会活動については、委員長と副委員長に任せていただけますか。

―― 「異議なし」と呼ぶ者がある ――

委員長野原隆士委員長
異議がないようですので、そのようにさせていただきます。 また、2月定例会で行う委員長報告についても、委員長と副委員長に任せていただけますか。

―― 「異議なし」と呼ぶ者がある ――

委員長野原隆士委員長
異議がないようですので、そのようにさせていただきます。 最後に、会議録に署名する委員として、板橋聡委員と岩元一儀委員を指名します。 以上で今日の議事はすべて終了です。これでワンヘルス・地方分権等調査特別委員会を閉会します。ありがとうございました。

出典: 福岡県議会 会議録検索システム