佐藤楓 議員

自民党県議団 | 代表質問 | 第5日

議会対応の改革やワンヘルス関連予算の妥当性、次期総合計画・行政改革大綱、副首都構想、東九州新幹線など県政全般にわたり知事に質した。知事はワンヘルス関連予算を約18億円から約5億円に整理し直したと説明し、副首都指定には自ら先頭に立って取り組むと表明した。

議会対応の改革

議会と執行部の間に残る古い慣習について、透明性の高い見直しが必要だとして所見を求めた。

知事 服部誠太郎

質問の趣旨確認を課長補佐以下で行う運用や答弁整理日の設定、資料のペーパーレス化を進め、経費節減と負担軽減につながったと示した。

ワンヘルス関連予算

予算の無駄遣いという印象を与える情報が出ているとして、推進の重要性と予算の妥当性を質した。

知事 服部誠太郎

明確な基準なく幅広い事業を関連予算に含めていたと反省し、整理し直した結果一昨年度約18億円が昨年度約5億円になったと明らかにした。

世界都市フォーラム

アゼルバイジャンで開かれた第13回世界都市フォーラムへの参加で得られた意義を確認した。

知事 服部誠太郎

176か国から約5万8千人が参加した会議で、九州北部豪雨からの強靱性と生物多様性を両立した復旧事例を発信できた意義があると示した。

海洋ごみと日韓の連携

日韓の重要課題である海洋ごみ問題の解決に向け、地方同士の信頼関係の重要性について所見を求めた。

知事 服部誠太郎

日韓海峡沿岸の8県市道で清掃活動に取り組むことを提案してきたとし、慶尚南道議会からの賛同は力強い後押しになると述べた。

中東情勢の影響

相談窓口に寄せられた声を踏まえ、県内の事業者や県民生活への影響の現状認識を確認した。

知事 服部誠太郎

県内62か所の窓口に中小企業136件、農林水産業17件の相談が寄せられ、価格高騰や納期遅れ、資金繰り不安など厳しい状況にあると示した。

物価高対策の補正予算

国の補正予算を踏まえ、県として当座の苦境を乗り越えるためどのような対策を講じるのかを質した。

知事 服部誠太郎

特別高圧の電気代やLPガス代への支援、金利を0.5%引き下げる中東情勢対応緊急つなぎ融資の創設などを盛り込み15日に提案すると示した。

現総合計画の総括

現在の総合計画のこれまでの取組と数値目標の進捗状況をどう総括しているのかを確認した。

知事 服部誠太郎

152の数値目標のうち評価できた131件で順調が71件、努力が必要が60件とし、公共交通や介護の担い手確保が課題として明らかになったと示した。

次期人口ビジョン

福岡都市圏への人口集中が進む中、県内人口の偏在をどう認識し次期人口ビジョンを策定するのかを質した。

知事 服部誠太郎

県人口に占める福岡都市圏の割合が50.8%から52.4%に上昇したとし、減少の緩和と各地域の活力維持の両面から将来展望を示すと述べた。

次期総合計画の理念

福岡県の未来を切り開く新たな総合計画を、どのような理念や方向性の下で策定するのかを確認した。

知事 服部誠太郎

行政だけの指針にとどまらない羅針盤と位置づけ、年齢や性別、障がいの有無、国籍にかかわらず全ての人が輝ける福岡県の実現を掲げた。

次期行政改革大綱

限られた経営資源を生かし持続可能性と県民サービスの向上を実現する、次期大綱の基本方針を尋ねた。

知事 服部誠太郎

未来をつくる戦略的かつ筋肉質な大綱を目指し、人・物・金に公社等外郭団体を加えた4つの柱に着目した改革を進めると示した。

財政改革プランと基金

現行プランの目標達成状況と、目標を大きく上回る三基金の在り方の検討を求めた。

知事 服部誠太郎

改革効果1320億円を上げ通常債残高は603億円圧縮、三基金は714億円確保の見込みとし、設置目的に沿って在り方を検討すると示した。

副首都構想への対応

副首都構想の受け止めと政令市との連携、副首都にふさわしい名称の在り方をどう考えるかを質した。

知事 服部誠太郎

本県の強みを生かし得る内容と前向きに評価し、両政令市と連携の意思を確認済みで法案成立後は自ら先頭に立つと表明した。

地域未来戦略の活用

国の地域未来戦略をどう活用し、本県の成長産業の発展につなげていくのかを確認した。

知事 服部誠太郎

グリーンデバイスや先進モビリティー、水素大動脈構想の西の拠点づくりに活用し、洋上風力の一貫サプライチェーン構築も目指すと示した。

東九州新幹線の意義

東九州新幹線を整備する意義について知事の考えを確認した。

知事 服部誠太郎

九州新幹線と結び循環型ネットワークを完成させ、大規模災害時のリダンダンシー確保にも資する国家プロジェクトだと位置づけた。

東九州新幹線の整備促進

50年余り進展がない現状と機運の高まりを踏まえ、今後の整備促進への取組を質した。

知事 服部誠太郎

4県1市で国のケーススタディー選定を目指すと決議したとし、建設6661億円などの経済波及効果を周知し推進期成会の設立も進めると示した。

出水期の情報発信

新たな防災気象情報の運用も含め、県民の的確な避難行動につなげる情報発信の取組を確認した。

知事 服部誠太郎

警戒レベルに応じた行動例を防災アプリで周知し、気象台と連携した市町村職員向けワークショップや伝達手段の多重化を働きかけたと示した。

久留米市の林野火災対応

5月に久留米市で発生した林野火災への県の対応と、関係機関との連携を確認した。

知事 服部誠太郎

対策本部を設置しリエゾンで情報共有、陸上自衛隊へ災害派遣を要請し、焼失約9haで人命や建物への被害を防いだと示した。

林野火災の予防

草刈り機からの引火という出火原因を踏まえ、今後の林野火災の予防への取組を質した。

知事 服部誠太郎

市町村の農林部局や森林組合に機器の適正利用の徹底を呼びかけ、入山者に小型消火器の携行を促すなど実践的な予防行動を進めると示した。

栽培漁業センターの強化

建設から半世紀が過ぎた栽培漁業センターの老朽化対応と機能強化への対応を確認した。

知事 服部誠太郎

IoTによる故障検知や防疫措置、魚の生態に合った水槽整備に加え、藻場造成用の海藻生産や環境保全の学びの場も付加する必要があると示した。

部活動などへの支援

保護者や学校の負担が大きい部活動等の教育活動への支援について知事の考えを尋ねた。

知事 服部誠太郎

今年3月に設置したふるさと福岡県応援基金を活用し、学校が企画した事業に寄附を募るガバメントクラウドファンディングを検討中だと示した。

高校教育改革の進捗

国の基本方針を踏まえた県立高校の魅力向上に向けた高校教育改革の進捗状況を確認した。

教育長 寺崎雅巳

今年度中の実行計画策定に向け審議会に部会を新設し、八女農業・小倉工業・宗像・博多青松の4校を先導拠点校として国に申請したと示した。

令和9年度高校入試

令和8年度の結果を踏まえた令和9年度高校入試の方向性について考えを質した。

教育長 寺崎雅巳

無償化拡充で私立志向が強まり厳しい状況と認識し、第二志望校制度の対象を欠員のある全校に拡大し広報も強化すると明らかにした。